page.20『先手』

死神界では暇つぶしのカードゲームが行われていた。その一方で、一生懸命人間界を観ている死神が増えている。1人の死神が他の死神にその理由を尋ねると、リュークが人間に飼われているからだ、と答える。理由を尋ねた死神は興味を持ち、覗きにいくことにした。

東応大学。ライトとLはテニスコートにいる。ライトはテニスのかなりの実力者で、LもイギリスのJr.チャンピオンだった事があるらしい。ライトはイギリス育ちなのか尋ねてみる。Lは素っ気なく、5年ほど住んでいたがそこからLの素性がばれることはないと答える。テニスを始める2人。2人とも親睦(しんぼく)目的のテニスであると考えているが、Lはライトが負けず嫌いか判断するということも少し頭にあるようだ。試合はLのサーブから。早速、強烈なサーブでサービスエースを奪う。「いきなり本気かよ」と笑って話しかけるライトに、「先手必勝です」と素っ気なく答えるL。

コートの外ではライトとLの試合が話題になっていた。成績トップで入学した2人。すでにコートの周りにはたくさんのギャラリーが集まっていた。テニスのレベルもとても高い。そんな中でも2人は考えを深めていた。L:キラでなくとも試合には勝ちたいと思うのが大多数。ライト:勝ちにいくと負けず嫌いでキラっぽい。しかし、わざと負けるのも計算して負けたと思われキラっぽい。結局、同じ事。ライトは勝ちにいくことにした。それを感じとったL、「ほら…勝ちにきた…」

ギャラリーからの情報によると、ライトは中学テニスの全国1位。Lの情報は何もつかめなかったようだ。試合は続いている。今までお互いキラ事件には触れずにきた…これは親睦が深まったと了承しあう為の儀式…2人の様々な思いが交錯する。Lは試合後、キラ事件に触れてくる。キラしか知らないことをライトに言わせるために。Lはキラ事件の解決の力になるということで、ライトにLと名乗った。しかし、協力するなら、LがLであることの証明と捜査状況などを見せることが必要だ。つまり、ライトがLに要求してくることは…捜査本部に連れて行く事。やはり勝つには先手を打つ事だ。

勝つには攻める事…前に出るライト。強烈なボレーを放つ。試合はライトの勝利に終わった。頼みたいことがあるから、この後お茶しないか?と誘うライト。しかし、その前に言っておくべきことがある、とLは言う。Lは、ライトをキラだと疑っていること伝えた。先手はL。

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