page.21『裏腹』

「ははっ、僕がキラ?」と笑って答えるライト。Lは疑っていると言っても1%くらいだと言う。1%でも疑われているのならば、捜査本部の者に会わせろという要求は通らなくなる。ライトは「やられた…」と感じていた。2人はキラ事件の事を話すために喫茶店に行くことにした。

次長室…夜神局長はキラの捜査については何も言えない、ということを次長に伝えていた。次長の娘には模木が「自分はLだ」と名乗り出ていた。次長は自分の娘が疑われているのか心配するが、夜神局長はむしろ疑われているのは自分の息子だと伝える。夜神局長はずいぶんやつれているようだ。

喫茶店。Lはライトの推理力テストをしたいという。ライトは快諾する。ライトが注意すべき点は、キラしか知りえないことを言わないこと。また後々の為にある程度の推理力は見せておく必要がある。Lは早速、Lだと名乗り出たことから何がわかるか尋ねる。ライトは、Lが流河早樹という明らかな偽名を使ったことから、殺しには顔以外に名前が必要なのではないかと言う。Lは正解だと答える。ライトは続けて、流河が本物のLである可能性は極めて低いと言う。本物のLがキラと会うのは危険、誰かにLと名乗らせるだけで十分という考えだ。

次にLは一般には報道されていない資料を出す。それは、FBI捜査官の死亡の順とファイルを得た順を表にしたものと、キラが刑務所内の犯罪者を操って書かせた文章を3枚の写真にしたものだった。ライトは心の中で笑っていた。そして堂々と、FBIの得たファイルとは何だ?と尋ねる。Lはすみませんと言いながらファイルの説明をし、ライトはこれを難なく乗り切った。そして写真。ライトは、違和感のない様に読むなら「L知っているか 死神は 林檎しか食べない」だと言う。そしてライトは写真の裏のプリントナンバーを指摘し、「L知っているか 林檎しか食べない 死神は」ときちんと並べ替えてみせた。

うまく乗り切った、と思った次の瞬間、Lが4枚目の写真を出してきた。もちろんこれはLが書いたもの。ライトは3枚なら推理は完璧だと主張するが、Lは4枚あったのだからそこまで推理して完璧だと言う。ライトはここで、これは推理力ではなく反応を観ているのだということに気付く。ここで腹を立てたらLの思う壺だ。ライトは素直に推理できなかったことを認めた。Lは、これでキラなら更に引っ掛けを気にしてより簡潔な推理しかしなくなると判断し、質問の最終段階に入った。

ライトがLだったら相手がキラであるかどうかをどうやって確かめるか?ライトは、今流河がしているようにキラしか知り得ない事を相手に喋らせると答える。Lは、同じ質問を何人かの刑事にしたが、答えられない者がほとんどだったと言う。しかしライトは瞬時に答えられた。疑いは3%になったという。Lは他にもLと名乗っている者がいることを明らかにし、さらにライトの動揺を誘う。流河が本物のLでなかったら、ライトが流河と話している意味はほとんどなくなる。捜査本部の者に会えずに捜査協力することは、ライトにとってデメリットしかない。

ライトは話す事を止める流れに持っていく。キラ事件に興味を持ち趣味で推理をしているが、自分はキラではないからキラに殺されるのは御免だ。流河もキラではないという証拠はない。しかし、流河がLもしくはLの代役だということは、自分が捜査本部の者に会う事で証明できるはずだ。ライトは一気に畳み掛ける。しかしLは、「捜査本部の者に会わせない」とは一度も言ってないと呆気なく答える。何考えてるんだこいつ…動揺を隠せないライト。

そこへLの携帯に電話が掛かってきた。大変だ、夜神局長が倒れた…。続いてライトも、母から電話で父が倒れたという話を聞かされる。父が心臓発作…2人は同時に「まさかキラに」と叫んだ。

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